札幌市にて洋菓子を製造販売されている「きのとや」様に取材をさせていただきました。
地元の方々に愛される、きのとや様の「福かしわ」というお菓子に込められた”想い”について、
きのとや白石本店・店舗運営部の佐藤部長よりお話を伺いました。
「きのとやサブレー福かしわ」について
この「福かしわ」を召し上がった方が健康で家族代々末永く
幸せな家庭を築くことができることを願っております
※福かしわに封入されているメッセージより引用
きのとや様で販売されている「きのとやサブレー福かしわ」。
この柏の葉の形を模したこのお菓子には、”健康で幸せな家族が続きますように”という願いが込められています。そのため、縁起の良いお菓子として、贈り物や御進物としても人気の逸品です。
なぜ、「福かしわ」は縁起が良いお菓子とされているのでしょうか?
その秘密は、「柏の葉」にあります。
「柏の葉」に込められた想い
「福かしわ」の中には、柏の葉の形に込められた”想い”が記載されたメッセージが封入されています。
<福かしわに封入されているメッセージより>
・北海道には太古から柏の木がたくさん自生していた。
・大昔「柏の葉」は食器の代わりとして利用され神前に供物を捧げる器となり、
「柏手を打つ」作法の語源にもなった。
・「柏の葉」は冬になって落葉せず、
新しい葉が育つまで、しっかりと若い目を包み込んで守る。
そのため「代をつなぐ」縁起の良い植物とされてる。
柏の葉の形には、このような意味が込められています。
だからこそ縁起の良いお菓子として、地元の方々に愛されているんですね。
福かしわ誕生秘話
「福かしわ」誕生のきっかけを佐藤部長に伺ったところ、「北海道神宮」にて柏の葉を拾って商品開発をしたのが始まりだった、とお話いただきました。北海道でも有数のパワースポットである「北海道神宮」と縁があるお菓子だとお聞きすると、さらに縁起の良さを感じてしまいますね!
ちなみに、北海道神宮内の茶屋でも「福かしわ」を販売しております。
「福かしわ」誕生の地で、歴史に思いを馳せながら、一休みしてみてはいかがでしょうか?
きのとや様のスタッフ育成
きのとや様はお店で活動されるスタッフ方々の接客スキルが高く、お客様への気遣いが素晴らしいことでも有名です。どのようにスタッフの方々を育成されているのか、佐藤部長に育成ポイントをお聞きしました。
<育成のポイント>
・お客様が「また来たい」と思ってくださるような接客意識を常日頃から全員で共有している。
・実習期間も含め、パートナー制度をもって新人さんには接客指導をしている。
・シニア勉強会と題し、ベテランが集まって勉強する機会を定期的に実施している。
きのとや様の、共に学びあう文化が素晴らしい接客力につながっているのですね。
佐藤部長ご自身も「全日本ヴァンドゥース・テクニカルリーダー」として、お菓子販売のプロフェッショナルとして活動なさっています。※ヴァンドースとは、フランス語のVendre【ヴァンドレ】(売る・販売する)という意味の言葉が元になっており、お菓子を専門に販売をする女性の専門職のことです。
佐藤部長は、販売士2級の資格も取得されておりました。きのとや様のような地元で愛される企業で販売士資格が活用されていることが、札幌販売士協会の一員として大変嬉しかったです。
最後に
きのとや代表取締役会長である長沼明夫会長は「きのとやに関わるすべての人の幸福を実現するために、存在したいと考えております」というメッセージをホームページに掲載されています。
「福かしわ」にも”健康で家族の幸せ”を願うという”想い”が込められていました。
スタッフを育成時にも、お客様に喜んでもらいたいという”想い”がありました。
製品にも、接客にも込められているこの”想い”こそが、
きのとや様が地元で愛されている大きな理由だと今回の取材を通じて感じました。
皆様も、きのとや様のお菓子と素敵な接客を通じて、幸せな想いを感じてみてくださいね。
お忙しい中、取材にご協力いただきました、きのとや・白石本店の佐藤様、本当にありがとうございました。
きのとや様ホームページ ( https://www.kinotoya.com/ )